2009年5月8日金曜日

長野 田舎暮らし便り(蓼科より)・代掻き


平成21年5月6日、終日雨

朝6時、雨の音で目がさめた。少し強めの雨だった。すぐ、昨日の午後からかけている田の水のことが心配になった。ダムは大丈夫だろうか?水は溜まっているだろうか?
いつもならもう一眠りするところだが、今朝ばかりは飛び起きた。作業衣に着替え、愛車スバル軽トラで飛び出した。田は約2kmにある。

ダムは無事だった。雨に会って初めて気づいたが、そんなに心配するなら土のダムに雨よけのシートでも掛ければ良かったのだ。愚か者は後で気がつくのだ!

1.6反の田の周りを廻りながら、水の溜まり具合を見ると5分の3かなと思った。溢れるといけないので、昨日帰るとき水口を小さくしていったから丁度良かった。水口を大きく開ければ、2時間くらいで満水になるだろうと推測し家に帰った。

家に帰り、朝食を済ませて、代掻きを頼んである友人にケイタイ。「午前中には水は溜まるよ。代掻きをお願いします」と。彼は仕事に出ていて、奥さんに言付けした。昼頃彼から電話があり、「3時からやるよ!」と。

10分前頃に田んぼに行って準備をしていると、トラクターの大きな音がして豪快な彼が馬上ならぬトラクター上で現れた。6〜7年前にハウス苺栽培をした後なので、不陸(でこぼこ)直しが問題だった。

土の高い部分が水上に出ている状態で水を止めたので、凹凸は良く判った。「水は平らだね〜」と彼に言ったら、「土建屋が何言ってんだ」と笑われた。当然のことだ。しかし、頭で理解しているのと、現物を見るのとでは感慨が違うと思った。そう、水は平になるのだ!

ともかくその彼のおかげで、32馬力のトラクターのおかげで、約2時間で不陸直しと代掻き両方が済み、胸をなで下ろした。あとは植えるだけだ。16日午後2時決行だ。私の初体験が着実に進んで行く。嬉しい。
写真は代掻きの様子。

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