2009年5月17日日曜日

長野 田舎暮らし便り(蓼科より)・ついに田植え!


平成21年5月16日、土、曇のち小雨

ついに期待と不安の田植えの日がきた。前日の準備ができなかったため、今朝は6時から作業することになった。一番楽しみのお昼の焼肉の準備もあり、テーブルやガス器具を田んぼの休憩小屋に運んでセットし、続いて苗代から40箱の苗箱を取り上げ、泥田から出し軽トラに積み込み田へ運んだ。

私は長い長靴を新調して、今日の田植えに備えていたが、いざ田へ入ってみたら、長靴が泥に取られてしまい動けない。米先生に、「その長靴じゃムリだよ」と言われて、慌てて専用長靴を買いに行った。初めてとはこんなものだ。履いてみるとバッチリ、グッと楽に足が動いた。

ハウス栽培のために乱してしまった田面を直すために、水を入れてから大型トラクターで土の移動をしたので、盛土になった場所は膝近くまで足が入ってしまう。歩くだけで大変。よろけて泥田にツンノメリそうになり、何度もヒヤヒヤ!

田植機は米先生が他家の人と共同で買ったもので、それを私に使わせてくれた。稲刈り機もお借りすることになっていて、本当にありがたい話。先生は今日はどうしても都合が悪くて、その息子さんが面倒みてくれた。操作そのものは案外楽だったが、泥の中を歩くこと、特に方向転換はしんどかった。(動画参照)

11時半頃、東京の社長が手植え体験のため到着した。手植えの先生は、米先生の本家のおじいちゃん。83歳で腰が少し曲がっているが、驚嘆すべきパワーを持っていて、農作業だったら恐らく私はかなわないと思う。太い糸を張り、それに沿って2列づつ同時に植えていくのだと教わり昔の田植えを体験した。

どうしても手植えを体験したかった。左手に持った苗束から10センチから15センチ程に育った苗を3本づつ摘みとり、人差し指と中指を使って植えるのだ。ぬるぬるとした土の柔らかい滑らかな感触が最初は気味悪かったが、なれてくると心地よく感じられた。東京の社長は、「これは大変な仕事だ。足が取られて泥の中に倒れそうだ」と大騒ぎ。30年ほど前までは、手で植えていたんだよね、と昔の苦労を偲ぶ。実際にやってみないと理解が本物にならないと感じた。

1時間ばかりで手植え体験は終了し、お昼のバーベキュー。朝取りしたセリとウドの天ぷらを添え、山椒みそのおむすびという豪華版。田んぼの小屋でやるバーベキューは最高。皆さん、喜んでくれましたが、お酒が飲めなかったのが残念。

昼食後から夕方6時頃まで約4時間、私は機械で残りを植え終えた。時間的にも労力的にもきつい農園アスレチックだったが、今年の農楽の一番の課題が無事すんだのでほっとして気分爽快!
何もかも面倒見て頂いた米先生一家と本家のじいちゃんばあちゃんには本当に感謝している。

今日は、熱が入ってしまい、長〜い文章になってしまいました。
動画Youtubeに田植えの様子をアップしましたのでご覧下さい。
http://www.youtube.com/watch?v=xdvgQV0Zq1Q

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<わたしのサイト>
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田舎暮らし動画:http://jp.youtube.com/user/takasukey

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