2010年11月17日水曜日

不耕起移植栽培・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年11月17日,水,晴,この辺はマイナスにはならなかったが,気象庁では全国的に一番の冷え込みと報道

7日(日)に,東京から二人と地元一人の応援を得て脱穀が終った。当初の予定から一月遅れになってしまった。

お米の収量を昨年と比べてみると,昨年は30kg入籾袋36袋でしたが,今年は27.5袋しかなく,24%減収となってしまった。原因を推測すると,有機肥料に切換えたために肥料が不足したのではないか。もう一つは指導員が言っていたように,猛暑で稲の分けつが悪かったとのこと。確かに私の稲も見るからに分けつ数が少なかった。しかし,稲作りの名人と言われるようなベテランでも転ばしてしまったのに,私の稲は転ばなかったので,稲刈りも脱穀も1日で楽勝で終らすことができたのはラッキーだった。
早速食べてみたが,味もまあまあ。自慢できるのは農薬を使ってないことと有機肥料を使ったこと。 

そして11日から,不耕起移植栽培への移行準備を始めた。一番問題の冬期堪水のために,田面の整備とワラの撒布を急がなければならない。平行して土地改良区から水路使用の許可をもらわなければならない。

12日には田面の低い部分を埋める客土を知人の山から運搬し,翌日田んぼにクローラーダンプで搬入した。
稲作りの一番の要点は水管理だ。特に不耕起移植栽培の場合は,稲を作るだけでなく,生物保護の仕組みをつくらなければならない。そのために,田面北端に深い排水路を造ることにした。田面より30センチほど下げた。田んぼの水を完全に抜いても,その水路の下半分には水が残る仕組みだ。

不耕起移植栽培では,稲刈りの時だけ水を抜くが,その時その排水路は生物の避難場所となる設計だ。一種のビオトープである。

機械は全てリースした。2Tダンプ,ミニバック,クローラーダンプ等である。近くにリース屋があるので助かった。
全てわたしが動かした。昔の経験が役にたった。

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