2011年5月1日日曜日

深水管理(田) & ICRP2007年勧告・田舎暮らし便り(蓼科より)

2011年4月26日(火)★

★ 蓼科だより・185号〜田舎暮らし情報ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
  昨日から田んぼで田植に備えて,深水管理のための畦のかさ上げを始めました。深水管理とは,不耕起移植栽培の手法の一つで,田植後苗の成長に合わせて最深で20センチ程水を貯める農法です。雑草を抑制し,稲の茎が太くなり葉が大きくなり,着粒数が増えると本にあります。ですが,田んぼの一辺が畦が低くて20センチ貯められないのです。そこで,10センチ程上げる作業をしていますが,スコップで粘土を動かす作業はすばらしい全身運動になります。3日くらいかかりそうです。
畑の春野菜は順調に成長しています。最近1日おきに雨があるので良く成長します。草の生長もスピードアップしており,辺りが急に緑が濃くなりました。ミツバチ用に蒔いたホワイトクローバーも小さな芽が出ました。
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 また原発です。安中氏のメルマガに,いろんな質問に答えた特集(ホームページ上)がありました。関心の高い5項目です(下方にURL)。ごく一部を抜粋します。(ーーとーーの間)ーー
下請会社にしても、作業員が原発内に入れなくなると売上が上がらなくなります。以下のような証言もあります。
『復旧作業にあたる2次下請け会社の男性作業員(30)は3月下旬、現場で元請け会社の社員から「今回浴びた線量は手帳に載らない」と説明された。
「250ミリシーベルト浴びて、新潟県の東電柏崎刈羽原発で働くことになっても250ミリシーベルトは免除される」と言われたという。』
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(私)非常に不理尽なことをしているようですが,実は働いている人も働けなくなると困るので,そこで利害が一致するのです。当局も下記のようにな配慮?をします。
『作業員の被ばく線量を一括管理する財団法人・放射線影響協会の放射線従事者中央登録センターは「250ミリシーベルト浴びた労働者に通常規則を当てはめてしまうと、相当年数、就業の機会を奪うことになる。全く別扱いで管理する」と説明。

(私)こうなると,何のための規制なのか,労働者の安全軽視と指弾させても仕方ない状況ですが,この場合にだけ低線量率放射線無害論を適用しているのでしょうか?第一規則違反ですよね。一般的に日本の官庁では,現実と法が整合しない場合,法を変えるのではなく,現実をねじ曲げるのです。役所の大好きな前例に基づき,憲法9条と同じやり方を適用する訳です。
「これくらいの放射線なら,大丈夫だよ。昔からみんな浴び続けてるけど,異常が出た者は誰もいないからね。それに働けなくなったら困るだろう。書かないから記録には残らないよ。」と耳元でささやく。これは聞いた訳ではありません。無責任な私の独り言です。
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第7回 福島第一原発の原子炉事故を考える(質問特集その1)4/28
http://www.halsystem.co.jp/TrainingHall/G7/G7index.html 
メルマガは,URL右上にある「株式会社ハルシステム設計」から申込むことができます。
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更に,次のような記載もあります。(『 』内)
『放射線規制は,日本を始め世界各国が、ICRP(原発事故のレベル基準を定めている国際組織)が出す勧告を参考に規制値を決めています。
2007年勧告では、しきい値(安全範囲値)として100ミリシーベルトを打ち出していますが,未だに前回(1990年)勧告(20ミリシーベルト)を基準にしている国が多いのも事実です。 これは、世界各国がサボっているというより、原子力利用に関する利害が各国内でも対立しているため、なかなか新基準を打ち出せないためといえます。』
(私)これを読むと,日本の原子力委員会は「ICRPの指針に従っている」と言ってますが,違うんじゃないでしょうか?もし2007年勧告いに変えていれば,大変な退避騒ぎも要らず,何万頭もの家畜の命が救えたのではないでしょうか。
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下記のような強烈な情報も頂きました。(ーーとーーの間)
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「マスメディアが放射能汚染されている。真実の原発情報を流さない理由」
津波による東電原発事故で、永年に亘り無知な国民人を騙していた原子力行政の出鱈目がいろいろ暴露されてきました。東電を行政面で監督する経産省、保安院は毎年多数の幹部職員が退職後東電に天下りしていて、監督が出来る筈がなく、また、学術的に指導監督する原子力委員会の大学教授たちは、東電から研究費名目で金銭の授受があり、東電に対して不利な行動を出来る筈がなく、ともに形式化して、ただ東電に都合のよいの御用機関となった結果、このような惨事になってしまいました。
 また、社会正義の体裁を繕っているテレビ、新聞など報道機関も以下に「転送」する通りですから、国民も正しい情報を入手できる筈はありません。・・後略。
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(私)紙面の関係で「転送」を省略しますが,原子力関係諸団体の会長・理事に,どなたでも知ってるマスコミ大手会長・社長が名を連ねています。(原子力委員会委員長は正力松太郎読売新聞社主)これ自体は悪いことではないと思います。問題は癒着です。
わたしも建設業界にいたので,癒着の構造は良く判ります。しかしそれは15年も前の話で,今はありません。業界がらみの癒着には,発注者と受注者のものと監督者と被監督者のものがあります。建設業は前者でしたが,原発は後者です。もし,上記内容が事実だとすれば,建設業界より国運を左右する原発業界の方が遅れていることになります。さんざん建設業界を叩いたマスコミトップが原発委員会で電力会社と癒着していたんでは話になりません。この記事は誰が書くのでしょうか?小沢さんのことは少し休んで,このことを書いて欲しいものです。
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またしても,こんな長いメールをお読み頂いて感謝申し上げます。
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お知らせ:東御市サンテラスホールにて。14:00~17:30。
「いのちの林檎」と「ミツバチからのメッセージ」の映画会があります。
問合せ:0268-43-3253
田植:5月21日か22日のどちらか。(機械の予定が決まらないのです)
体験ご希望の方はお知らせ下さい。 
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<わたしのサイト>・リンクを貼って頂けませんか?
田舎暮らし情報館(蓼科より): http://tateshinadayori.blogspot.com/
田舎暮らし動画: http://jp.youtube.com/user/takasukey
「いわき市でボランティアの真髄を学ぶ」と,
「"We are the world"」をアップロードしました。
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