2009年5月31日日曜日

うれし〜いショック! 田舎暮らし便り(蓼科より)


平成21年5月31日、日、終日雨、

春の最終日にうれしいショックに遭遇!
TECコミュニティのSNSを通してメル友になった方からご紹介頂いた、不耕起栽培の達人S氏に高山村でお会いした。

不耕起栽培という言葉は知っていたが、その内容は勉強したこともなく全く知らなかった。9時に約束して、その達人は用意して待っていてくれた。聞いて、私と同学年だと判明。

小雨の中、まず田んぼの実際を見た。なるほど、昨年の稲の株がそのまま残っている。田ぶちも代掻きもしてないから当然だ。自分の植付けた苗と、隣の一般農法の苗を抜いて、並べて苗の違いを説明してくれた。

未だ判ったようなことを言っちゃいけないと思うが、感じたままを書かせてもらえば、不耕起栽培とは冬の堪水によってつくられる良い土壌に丈夫な苗を植えて、土壌微生物や水中生物(昆虫や藻)の力を借りて無農薬(安全)で美味しいお米を作る農法。

苗作りは、一般農法の倍の時間をかけている。寒さに耐えさせて強く育てる。これもスゴいが、冬も堪水し、耕さないことが素晴らしい生態系環境をつくり出すことに驚いた。写真やデータを見せながら説明してくれた。まさしくエコの原点だと思った。話を聞きながら感動していた。

S氏の先生は、岩沢信夫先生。佐渡の田んぼをトキのえさ場にしたのはこの先生だという。著書「不耕起でよみがえる」を読むように言われ、アマゾンで注文した。2002年に、NHKのウィークエンドスペシャルで放映した「田んぼに命がよみがえる」をお借りした。その中に佐渡のトキのことが収録されていた。感動のドラマだ。ダビングの許可を頂いたので、ご希望の方には差し上げますよ。

どうしてこんなすばらしいことがもっと広がらないのだろう?S氏は不耕起を始めて6年目だというが、自分の米で息子のアトピーが直ったと言っていた。ただ、なまじな覚悟ではできないような気がする。

だが本気になればできるように思う。是非取組みたいと、想いを固めつつある。
写真は、不耕起栽培の田んぼの様子。昨年の株が残っている。
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<わたしのサイト>
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