2009年6月21日日曜日

DVD「戦争と平和」・長野 田舎暮らし便り(蓼科より)

平成21年6月21日、日、雨のち曇


朝雨音で目がさめると、なんだか一日中休みのような気分になってしまう。今日は1年ほど放ったらかしにしてあったNPOの年一度の最低限の処理を理事長とスカイプ(無料のパソコン電話)で話しながら処理した。


たまには農楽以外のネタもと思い、ネタメモを辿ってみたら、昨年見た1956年のアメリカ映画「戦争と平和」のメモがあったので載せてみた。わたしは高校時代にこの長編小説を読んで感動したのを覚えていて、この映画を見ると若返る気がする。


主な配役と名文句をメモしてあった。

ピエール:ヘンリーフォンダ,ナターシャ:ヘップパーン,ニコライ:兄,アンドレイ:妻リーザが死にナターシャと婚約するが,ナターシャが放蕩男に騙される。マリア:ニコライの妻

1803年,ナポレオンのロシア進攻から始まる。

ナターシャ:「恋は次から次と相手を変えるの。心の内を全て明かすなんて,降伏した将軍と一緒よ!」

クトウーゾフ:「大事なのはロシアを救うことだ。モスクワを明け渡す責任は私がとる。退却だ」

ナポレオン:「降伏の使者はまだか,誰もいないとはどういうことだ。降伏する者がいないとはいったいどういうことだ。侮辱だ,けしからん!」


壮大な戦場画面は迫力満点。ナポレオン軍が冬将軍にやられ惨めな敗退をする。

トルストイは,容赦ない大きな時代のうねりをその時代に生きた若者達の戦争と恋と、信仰への目覚めを描いた。

モスクワを明け渡して勝った、クトウーゾフの判断と決断がこの物語を重厚にしている。

最後の字幕:「成し難いが大切なのは,命を愛し,苦難の時も愛し続けることだ。なぜなら,命が全てだからである。命は神なり,命を愛すは,すなわち神を愛すことである。」


ハリウッドの映画のほとんどは聖書の言葉で終るように思う。非常にカッコいい!しかし、何故か西洋の宗教は戦争を誘発することが多く、その死者は夥しいように思う。

ヨーロッパの死者は、第一次大戦で1500万人、第二次大戦で5000万〜6000万と歴史教科書に記載されている。日本の死者は原爆・空襲を含めて320万(政府発表)だから、約20倍以上の死者である。


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