2010年1月22日金曜日

哀れな大地,大寒に雨とは!田舎暮らし便り(蓼科より)



平成22年1月21日,木,小雨,10℃(AM8:00)

朝,静かではあったが,雨の音で目がさめた。
何ということだ,昨日は大寒だというのに!

冬暖かいと,自然界のとっては困ったことになる。私の体験農園もすっかり雪が融けてしまい,秋に芽を出した野菜類が風に晒されている。田んぼも里山も地肌が見えている。

山里にとって,雪は冬でも生きてる植物や微生物が凍結から身を守る保温材なのだ。寝雪があると,その下の大地は凍らない。だから植物もいろんな生物も生きている。その雪がないと,マイナス5℃〜10℃の寒気に大地が晒されるため,カチカチに凍ってしまう。
ホウレンソウなども凍ると,根は生き残るが葉は凍結融解してしまう。
だから,冬は雪がないとダメなのだ。

山も同じ。
高い山は早くから雪が降り積もる。何メートルも積もる。
そうすると,その下は凍らずに暖かい。だから植物も小動物も生きていられる。
深い雪の下は,山に生きる生物にとってオアシスなのかもしれない。
その雪が無かったら,融けてしまったらどうなるのでしょう。
よく言われる生態系が狂うのではないでしょうか。

そして,山の雪は天然の貯水池です。
雪が多ければ多いほど,夏の渇水はないことになります。
だから,雪が少ないことや暖かいことを喜んじゃいけないんだ!



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田舎暮らし情報館(蓼科より)



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