今回は久しぶりに”田舎暮らし”と農楽のことが書けます。
たてしなエコクラブが,第6回「お煮かけうどんを囲んで,『自然農』美斉津育夫のお話」というイベントを,立科町のんき村でやってくれて,参加させてもらった。
「草をとらないと,どうしておいしい野菜ができるのか?」というセンセーショナルな触れ込みで集まりが良かったようだ。
午前中,うどん打ちがあった。わたしはうどんを食べるところから参加させてもらったが,地粉の味は本当に美味しかった。その後,美斉津育夫さんの自然農の話を聞いた。
自然農という全く新しい概念を知り,強い感銘を受けました。それは農法というより「思想」と言った方が良いように思った。
先代から農業一筋で生きてきた篤農家が訥々と話してくれた。農薬と化学肥料の農業に疑問をもち,体調もおかしくなったりして,こんなことを続けていて良いのか,という疑問を持つ。どんな物にしろ他所から資源を持ってきて消費するやり方は,100年先,200年先かもしれないが,何時かは行き詰まる,と考えたという。すご〜い,と思った。
身の回りにある自然と資源を生かして農業をやろうと考え,実践している。本当のサステイナビリティの追求だ。厳しい現実社会の中でここまで考えている人にあったのは初めて。美斉津さんを慕って大勢の若者が勉強しているという。
正直なところ,業として成立たせるには,人一倍の努力と強靭な精神力が必要だと感じた。しかし,本当に崇高な思想を実践していることに驚いた。心から立派な人だと思った。
Youtube動画に,この要点をまとめてアップしたので,ご覧下さい。
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