2011年6月11日土曜日

蓼科だより・191号〜田舎暮らし情報

★ーーーーーーーーーーーーーーーーー2011年6月11日(土)★
★ 今回のテーマ: 6月の農楽 & 低放射線有益論-の第2弾
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  田んぼの稲の状態(色,姿)が良くなってきました。でも隣と比べると見劣りします。本によると,1ヶ月間位の成長は在来農法より遅いとあるので,じっと待つことにしています。
大豆の断根摘心栽培はうまくいったぞと良い気になっていたら,とんでもない初歩的ミスに気がつきました。子葉と本葉を間違えていたのです。そんなことも知らなかったのです。素人の浅はかさというか不勉強というか,我ながら呆れました。ですから,本葉から出た芽を摘心していたのです。
慌てて,断根摘心栽培をやってる先輩に相談しましたら,「1週間位遅れるかもしれないが効果は変らないから大丈夫だよ」と言われ,ほっとしているところです。今日のことでした。
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梅雨に入ると驚く程草が伸びます。梅雨明けまで断続的に草刈り機で腰捻転アスレチックが続きます。
去る6日に,5回目のほっとステイを楽しみましたが,子供達の担任の先生が私に「おはようございます。宜しくお願いいたします。」と明るく挨拶してくれたのです。初めてでした。私は嬉しくなって「先生はすばらしいです。私に挨拶をして頂いた初めての先生です。」と申し上げ,握手してしまいました。とてもおきれいな方でした!学校が横浜市から千葉県に変ってためでしょうか?
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 又しても原発に引っぱられました。
 6月6日のHAL通信は、福島第一原発より危ないと言われている高速増殖炉「もんじゅ」の特集です。下記URLをぜひご覧ください。http://www.halsystem.co.jp/TrainingHall/G11/G11index.html
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ごくごく一部を抜粋します。
(HAL通信)前略・・当時の設計チームが何度も計算し直し、検討を繰り返した末に出した結論は、「現在の技術では、この種の原子炉の建設は時期尚早」でした。しかし、既に国家予算がついた計画が止まることはありませんでした。・・中略・・「ふげん」「常陽」「もんじゅ」の建設費だけで推定2兆6000億円、その後の運転維持費を加えば、3兆5000億円の予算が付いたプロジェクトです。それによって恩恵を受ける人たちや企業がどれほどの数になるかを考えてください。「若造の技術者たちの戯言(ざれごと)で中止など、するわけはなかろう」となったのです。
 今回の福島原発の事故も全く同じ構図で起きています。つまり、国家予算が付くところから狂っているのです。悪いのは原子力ではありません。技術でもありません。今の日本の政治・行政の仕組みでは、同じことを何度でも起こします。この仕組み全体を変えるしかないと思います。ーー
(私のコメント)結論にあるシステムの問題なんですね。同感です。しかし,良くも悪くも今日本を動かしているシステムによって,皆飯を食ってる訳ですから難しいですね。総論賛成,しかし各論で自分も関わっていることが判ると反対となります。でも,そこを何とかしない限り,猪瀬さんの「昭和16年夏の敗戦」と同じにしかなりませんね。
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(安中さん)原発特集の第11回で書いた「もんじゅ」の話は、「昭和16年夏の敗戦」とそっくり同じです。我々の結論は無視され、建設は強行され、そして計算通りの事故が起きました。我々は「見ろ、おれたちの言ったとおりだ!」と喜ぶわけにはいかず、深い空しさでいっぱいでした。 
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いつも貴重な情報を頂くメル友Wさんから低放射線有益論-の第2弾(転送)を頂きました。<>内です。
<先に、ラッキー博士の低放射線有益論の日本語訳をご案内しました。今回は、その第2弾として「放射線廃棄物による健康増進」の日本語訳をしましたのでご案内します。ご希望者にはPDFファイルをお送りします。・・中略・・低放射線が健康増進につながることを実証する論文は3000を数えていて疑問の余地はないことがまず示されていますが、さらに議論を進め、放射線は約40の生命維持に必要な要素物質の一つであること、そして一般的に言って、人間にとって不足した状況にあると結論付けています。
核施設で働く労働者800万人年の被曝データとガン死亡率との関係が一般の人々との比較を示すグラフ6は8つ研究結果を載せていますが、明確に核施設労働者の方が、一般の人よりもガン死亡率が低くなってていることが示されています。50ミリシーベルト/年ですと、一般人の40%以下となります。>
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 更にWさんから追加情報です。いろいろ出版されていますが、WAC社から出ている「放射線の話」
http://web-wac.co.jp/book/bunko/381(大朏(おうつき)博善著)が非常にわかりやすくコンパクトにまとめてあり、興味のある初心者の方には薦めてください。軽い放射線量がいかに有効かまたいかに利用されて恩恵を受けているかホルミシス現象を知って欲しいですね。
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それにしても大手マスコミは「放射線閾値論」をどこまで無視し続けるのでしょうか。何故考えよう,論じようとしないのでしょう。マスコミの姿勢は,戦前の対米開戦強硬論と一緒です。科学がどこかにすっ飛んでいます。カエルが嫌い,ミミズが気持ち悪いの類いと同じとしか思えません。いったい誰が世論を糺すのでしょうか。
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 文芸に造詣の深いメル友から,天満敦子さん奏でる深い哀切の曲を教えて頂きました。このルーマニアの作曲家は,独立運動に参加して投獄され29歳の若さでこの世を去りました。彼が獄中から故郷と愛する人のことを想い作曲したのがこの「望郷のバラード」です。この曲が持つ悲哀が現実にならなければいいなあと思いながら聞いています。
曲は,下記Youtubeから聞くことができます。久しぶりにやるせない哀切のバイオリンを聞きました。
http://www.youtube.com/watch?v=Otj8Dt0D4Ms
有名なエピソードは下記からどうぞ。

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田舎暮らし情報館(蓼科より): http://tateshinadayori.blogspot.com/
田舎暮らし動画: http://jp.youtube.com/user/takasukey
「不耕起移植栽培・春の準備」と「不耕起移植栽培:田植」をアップロードしました。
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