2011年3月23日水曜日

EMボカシ発酵せず!田舎暮らし便り(蓼科より)

平成23年3月23日,水,小雨のち曇,夕方より寒し

数日前に気がついたのだが,EMボカシが全く発酵していなかった。教科書通りにやったので自信を持っていたのだが,10日も経っているのに冷たいままのEMボカシの袋を発見して慌てた。

EMボカシをやってる先輩に電話すると,「きっと寒いせいだよ。暖かいところに出してごらん」と教えられた。教科書には,「夏場は温度が上がり過ぎるから50℃以上にならないように注意」とあっただけで,冬場のことは特に書いてなかったので,温度が上がり過ぎる心配はないから丁度いいだろうと高を括っていた。

いくら嫌気発酵で黒い袋に入れたとはいえ,暗い冷たい倉庫の中は厳し過ぎたようだ。倉庫から出して,南側の壁寄りに出してやったら,すぐ熱を出し始めたのでホッとした。
始めてのことは,もっと慎重にやれという教訓だと思った。

彼岸も過ぎたというのに寒い。
昨日,鹿教湯の友人の種苗用温室の一部をお借りして,野菜の種を蒔かせてもらった。今まで,野菜は全て直播きだったので始めての挑戦。目的は早く春野菜を食べたいこと。

直播きは現状の畑では未だ無理なので,苗である程度大きくしたものを畑に植えようという算段だ。しかし,4月でも雪が降ることもあるし,遅霜があるので,低温に強いフユナ,シュンギク,コマツナ,カブラ等にした。

今年は去年より良い野菜をつくり,妻を見返してやりたいと思っている。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<リンクサイト>



2011年3月20日日曜日

非情な自然・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成23年3月20日,日,薄曇り

今朝9時。東北関東大震災のニュースから朝が始まる。
震災各地で前向きな動きが出てきたというので,少しホッとしている。

地球の動きは本当に非情でダイナミックだ。本当はもっともっとスゴイパワーを秘めているのだと思う。擬人化して非情などとセンチメンタルな表現をしたが,本来感情などある筈がない。だからダイナミックなのだ。

高校時代,後に信大の教授になった先生から地球について教わった。
改めてWikipediaを見た。
地殻は大陸地殻や海洋地殻といった違いがあるが地表面から地下およそ5~60kmまでの厚さを有しており、マントルはその下層に位置している。」
海洋地殻はほぼ均一で、6kmくらいである。海洋地域にはごく稀に、地殻が存在せずマントルが直接海底や水面上に露出するメガマリオンと呼ばれる地質構造が存在する。」


半径6000kmの地球の表面60kmが堅いだけである。比率にすれば100分の1。
先生は,「生卵のようなもの」と表現された。
「だから,地球上のどこで何が起こっても何の不思議もない」と言われた。


ヒマラヤやロッキー山脈の頂上に海の生物の化石があるという。
極地点も動いていると言う。今の地図上の位置に北極南極はない。
自然は感情など持っていられない,ダイナミックなのだ。


震災地の復興は,こういうことを基本にして考えるべきと思う。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<リンクサイト>


2011年3月9日水曜日

EMボカシの仕込み・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成23年3月9日,水,晴・曇・夕方から雪

一昨日の雪がまだ融けない。
倉庫の中で,遂に,EMボカシづくりを実行した。遂にというのは,EMには10年以上前から関心があり,生ゴミの処理を専用バケツを買ってやったこともあったが巧くいかず中断してしまっていた。しかし,野菜づくりでも米づくりでも,関係者からEMの話が出てくるので,本気にならなくちゃ〜,と思い続けていたからである。

EMの資料を読み返してみると,以前の生ゴミ処理のやり方が間違っていたことがわかった。だから,生ゴミを,現在はコンポスト処理をしているが,もう一度EMボカシでやってみようと思う。

一昨年は,段ボールコンポストをやって成功した。しかし手間がかかるので,昨年からコンポストに変えている。

という訳でEMボカシを仕込んだ。主目的は畑の土壌改良・肥料補給。私は友人がやってる(株)EM研究機構の資料に基づいてやった。
1坪当たり1kg使用を目安に,とりあえず家の側にある畑300坪分を作ろうと,材料調達した。友人の会社からEM-1号と糖蜜を各1L,JAから魚粉と菜種粕を調達。コヌカは年末から折に触れて近所のコイン精米から頂いて貯め込んだものがある。

(株)EM研究機構の資料はコヌカ100Lを基準とした仕様になっていたが,私はその倍の仕様でやってみた。コヌカ200L,魚粉50L,菜種粕50L,EM-1号300cc,糖蜜300cc,水30L。

教科書通りにやってみた。コヌカ,魚粉,菜種粕を計り混合するのに約1時間,糖蜜をぬるま湯に溶き,EM-1を加え,水を入れて30LのEM活性液を作るのに約30分。

一番時間がかかったのが,混合した材料に活性液をかけて均質に馴染ませる作業だった。約3時間かかった。最後に,30L(15kg)を紙袋に入れ封をし,黒いゴミ用のビニール袋に入れ密封するのに1時間だった。

でき上がった量を測定してみると,30L(15kg)が10袋と10L(5kg)だった。従って,310L,155kgのEMができあがった。

作っている最中,甘い糖蜜とEMの香りがして,とても心地よかった。資料によると,冬でも1週間くらいでできあがるという。温度の測定をしながら楽しみに待つことにする。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
<リンクサイト>