2010年5月25日火曜日

チェーン除草に挑戦・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年5月25日,水,晴夜雨,

16日に田植体験イベントが楽しく終り,17日は田植機をお借りして残り半分を3時間ばかりで終らしたが,苗が3箱ばかり足りなくなってしまった。
思い出すと,昨年も足りなくなってしまったが,補充せずに空白にしてしまった。しかし,今年は全部植えたかったので,JA佐久浅間の種苗センターから調達し20日に手植えした。たった3箱なのに,一人で手で植えると5時間近くかかってしまった。やはり機械力はすごい。

22日には,田の草取を予定していた。
今年は何とか無農薬でいけないものかと画策している。高山村の不耕起栽培の先生は,大丈夫できるよ,と仰るので挑戦してみようと考えている。
その第一段階が除草だなのだが,先生はチェーン除草を勧めるのでそれでいくことにした。

先週から,自動車修理工場から車のチェーンをもらい,鉄工所で鎖を切断する道具を借り,ホームセンターで塩ビパイプとインシュロックを買い準備していた。軒先で22日に作り上げ,23日にやってみた。(写真参照)

先生の指導では,田植後4〜5日目に1回目を,11日後に2回目をということだが,私のように2〜3日かかってしまった者はややこしい。仕方ないので細かい数字には拘らないことにした。

23日にやってみたが思った程苦労ではなかった。面倒なのは,苗が田の短方向に植えてあるので,長編方向に歩くことができないことだった。

今日2度目にチャレッジしたが,長編方向にやるために新技術を考案した。長編方向の両側に滑車を固定できる仕掛けをし,クレモナロープにチェーン除草機を結びつけ,土手にいてロープを引っ張るのだ。

やってみると,走り方に少しブレはあるがうまくいった。今日は仕掛けに時間を取られてしまったので,全部できなかったが,仕掛けさえあれば田の中を歩くより早いし,田の中に足跡を付けなくて済むので,これはイケルゾ,とひとり喜んでいる。

これらの顛末を動画に収めたいのだが,昨日のメルマガに書いたように紛失したデータの復旧がまだ完了していないので,デジカメを使えないのだ。残念。


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2010年5月17日月曜日

田植体験イベント・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年5月16日,日,快晴,12℃(AM7:00)

絶好の田植日和となった。
昨日から,東京から男女4人がきてワムハウスに泊まった。
私が6時半に起きて畑に行くと彼等も出て来て「気持ちが良い日ですね〜」と挨拶。田ぶちと代掻きが遅れたので,予定通りできるかどうか心配したが,本当に良かった。

今日の田植体験イベントには,この4人と埼玉から二人,ともう一人東京からきてくれた。内,初参加は5人。

8時に田んぼに行った。一人がまだだったが6人がそろったので,体験イベントについて,その主旨,注意事項,体験内容を説明。農楽についても思いを語ってしまった。

コーヒーを煎れ,ゆっくりと約1時間説明し,9時頃作業に着手した。まず田植用長靴のはき方から大騒ぎ。皆,新調だ。足に密着するようにゴムバンドで締め付ける。
最初の作業は,40箱の苗を田の周辺に配置。そして苗を投げ込む。

いよいよ皆が初めて田んぼに足を踏み入れた。とたんに皆悲鳴をあげた。「うわ〜,歩けない!転ぶ〜!」と大騒ぎ。危なっかしくってとても見ていられない光景だった。初めて粘土地の田んぼに足を踏み入れたのだから無理も無い。わたしは,そんな光景を動画に収めた。

いよいよ苗を植える。18センチ毎に白いテープをまき着けた位置だし糸をピーンとはり,苗の植え方の」講習。約15センチの苗を2づつ持ち,下5センチを泥の中に射し込む。

足の移動だけでもやっとの素人集団。少しづつ慣らして行かなければならないので,最初は15分で休憩,次は30分と伸ばしていったが,結局30分以上は無理だった。

とにかく腰が痛くなる。痛いいたいと合唱が始まったので4時に打ち切りにした。腹の出た太い男が二人いて,彼等が一番苦しそうだった。作業を見ていると,器用不器用,運動神経の良し悪しが一目瞭然である。

お百姓さんに聞くと,5人で1日ぐらいの作業量だよ,と言われていたが,9時に始めて午後4時には終わりにした。やっと作業に馴れた頃には腰がダメで,田の約半分=800m2位しかできなかったが,ともかく楽しかった。

やはり一番楽しかったのはお昼のバーベキュー。妻がごま塩と焼きおにぎり,ウドの天ぷら,フキの酢漬けを作り,お手製のニンニク入焼肉のタレが大評判だった。バーベキューコンロは,昔オレゴンから買ってきた本物,やはりとても具合い良い!

田植機で植えれば1日もかからない作業量だが,6人で植えても半分しかできなかった。しかし,彼等が体験を喜び,土の温もりも感じてくれたようなので良かったと思う。参加して下さった皆さんに感謝を申し上げたい。
動画:水入れ〜代掻き・田舎暮らし便り191号(蓼科より).mov





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2010年5月12日水曜日

田植の準備・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年5月12日,水,曇一時晴,8℃(PM8:00)

悪天候で遅れていた田ぶちが3日にようやくできて,8日(土)に水入れして,10日(月)午前中には代掻きが終った。これで16日に計画している田植体験イベントが実行できる。16日の天気予報は曇,最高気温19℃,最低気温5℃とあるので,大丈夫そう。

不耕起栽培用の苗を,高山村の不耕起栽培の先生に作ってもらっている。9日に取りに行くことになっているが,今年は生育が遅くて現在3.5葉だという。目標は4.5葉の苗だが問題はないらしい。

手植えなので,用位置だし糸を用意した。1坪に60株植えることにした。田植機・稲刈り機の条間が30なので,それを基準に計算すると株間が18センチとなった。2ミリのクレモナ糸を買ってきて,18センチの株間を白色のメンディングテープで印した。田んぼの大きさから計算すると128株となった。苗2本づつ植えることにしている。

参加人員は今のところ,東京から7名の予定。丁度良いかも知れない。
後は,バーベキューの準備だ。

このところ,連日のように霜注意報が有線放送で流れて,その都度夕食後,第一体験農園の霜よけ対策やっている。秋野菜は霜に強いが,ネギ類以外の春蒔きの物はほとんどダメだ。
3日程前からジャガイモの芽が出始めたので,その分が増えてしまった。

かけたり外したりが簡単にできる仕掛け(5/7のブログに写真)を考えたがまだ全部の分を作ってない。足りない分はマルチやビニールコモをかけたりしているが面倒くさい。明日,不織布を買ってきて作ろう。


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2010年5月7日金曜日

孫と農楽の成果・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年5月6日,木,19℃(PM10:00)

急に春らしくなったと思ったら,平年を上回る陽気になった。動きが極端だ。現実的には平均値は意味がないと良く言われるが,時の趨勢を知るためには平均値との比較は重要だと思う。やはり極端は良くない。生物のバイオリズムが狂うのではないか。

今回のゴールデンウィークは楽しかった。小学校2年生の孫が父親である息子と一緒に楽しみながら役に立ってくれた。いつも思うのだが,数というのは重要だ。あまり役に立たないように見えても,数の力はすごい。親父が残してくれた言葉の一つに「一輪車は一人で2台は押せないよ」というのがある。実感できる。

おかげで5/1に,夫々の数は少数だが,嶋屋種店で17種類も買って来た苗を難なく植え終えた。子供の好奇心はスゴいなと思った。何か説明すると決まって「どうして?」と返ってくる。その返事の難しいこと。迂闊に知らないとは言えない。「知らないことを教えたの?」と返ってくるのが判るから・・・。

そこに無限の可能性を見ると同時に,それを育てるも殺すもこちらの対応次第ということになるので,付合い甲斐があるというものだ。この辺が孫の良さなのでだろうか?つまり,楽しい!

去年の記録と比べると,今年の野菜の植付けは20日位早い。昨年は種屋の当主に「慌てちゃいけない」と嗜めながらやった結果が5月末だった。しかし,その要点は,「霜にヤラレルヨ」だった。そこで私は霜予防を考えて早く苗を植えようと考えた。

不織布を使い霜予防装置を考えた。写真を見て下さい。これなら霜が終った後も虫除けとしても使えるし,使い返しもきくと思う。

植えの写真の要点は,イボ竹に不織布を巻きつけて長さを調整しパッカーで固定できること。

下の写真は,縱60センチ長さ約65センチの不織布を丸くしてホッチキスで止めたものを紐で支柱に固定したもの。
きっと同じことをやってる方がいらっしゃると思うのですが,ご批判下さい。



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2010年5月2日日曜日

孫と農楽・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年5月2日,日,12℃(AM8:00)

大型連休が始まり,一昨日夜,名古屋から小学校2年生になった孫がやって来た。今年は都合で下の幼稚園女児と母親は来ない。丁度この時期が農楽本格始動の時期となり,孫の成長が見られるのと一緒に作業できる楽しみが重なり二重の喜びです。去年はマリーゴールドと百日草の種を小さなセルポットに蒔かせました。その花が見事に咲いて夏休みに来た時に大喜びしたもの。

今回は,一段と分別がついて来たようなので,野菜の苗植えと草取を一緒にやることにした。一度教えてやるとチャンとできるようになり,土いじりと生き物を育てる面白さを体で覚えてくれるような気がする。植えた苗から育った実を送ってやった時の喜びようが目に浮かぶ。

触ると柔らかくて感触の良い豚プン堆肥を握らせて「これは豚の糞からできるんだよ」と教えると「えっ!」とビックリし。トマト,キュウリ,ナス,ピーマン,等々14種類の野菜を植えた。明日夜息子と孫は帰るので,明日の夕方までは賑やかな農楽を楽しめる。

息子と孫が手伝ってくれると,やはり一人でやるより早くできる。


今日はもう一つ良いことがあった。私がやっている畑(長年の借地)の隣畑のご主人がお亡くなりになり,使って欲しいと話があり,お借りすることにした。すぐ隣なので何かと好都合だ。そこにある農機具・資材置場小屋には大型トラクターが置いてあり,今日は運良く,ついでにその畑の耕運をやってもらった。


夕方は,佐久市にいる長男一家が孫娘2人を連れてきて,全員8名で焼肉パーティーをやった。半分くらい散ってしまったが,まだ桜も梅も楽しめ,幸せなパーティーだった。
How a nice day it was today!


パーティー後,霜予報がでたので,孫に手伝わせて防霜シートをかけた。これが問題!





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