2010年10月27日水曜日

体験農園の冬支度・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年10月27日,水,晴,5℃(朝8時)
今秋一番の冷え込みとしきりにテレビで言っていた。しかし,北海道の雪は平年並みより1日早いだけだという。今までが暖かすぎたのか?
浅間山も峰が白くなっていた。

防寒処置はしたものの不完全なので,ネギの発芽が心配である。
昨日は,ホウレンソウ,フユナ,ミズナにトンネルをかけた。トンネルは,夜温の下がるのは防げないが,日中の温度上昇と保湿には効果があると思う。防風にはなるので,夜風で地温が下がるのも防げる筈だ。
しかし,ニンニクとタマネギはすこぶる元気だ。ニンニクはもう25センチくらいに伸び,タマネギもすっかり活着したようだ。写真は朝日を受けるニンニク。

今日,JAで稲の含水率を計ってもらったら19%あった。1週間前に計った時には18%だったから,1%上がってしまった。このところの天気では無理もない。今の様子ではわたしの脱穀は11月に入ってしまう。

今日は,ミョウガ畑の手入れをした。今春借りた畑に50坪ほど植えてあったのだ。9月初め,ひどい草薮になっていたので,草刈り機で借り払ったらたくさんのミョウガが現れて,妻が漬物にしたり友達にくれたりして楽しんでいた。

ミョウガの手入れ方法をインターネットで調べたが,作り方の情報はたくさんあったが,翌年に向けての手入れの情報が見つからなかったので,JAの指導員に教わった。枯れたミョウガの茎が倒れた上に,落葉を敷き詰めるのが一番良いとのこと。次がワラ,その次がカヤ,最後が籾殻とのことだった。
わたしは,今年は手っ取り早く手に入る籾殻にすることにした。来年からは落葉を使うように,12月には枯葉を大量に集めてストックすることに決めた。1年間寝かせるのだ。

「わたしの稲刈り」の動画ができました。
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2010年10月25日月曜日

ネギの種蒔き・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年10月25日,月,1日小雨

去る22日には,初めてネギの種を蒔いてみた。種の袋には発芽適温が20℃とあるので気温が気になる。土中温度計をたまに覗いてみるが14℃位しかないので心配である。

今までは苗で買っていたがやはり自分で一から育ててみたい。農業先輩からチョット遅いぞと言われたが,それなら保温の工夫をしてやってみようと思い挑戦。1週間前に,完熟堆肥と籾殻燻炭をたっぷり入れて土作りしてあった床に5センチ間隔に筋蒔きし,その上に豚糞完熟堆肥と籾殻燻炭だけをほぼ等分に混合したものを約1センチ覆土した。毛布をかけてやった感じである。


完熟堆肥を覆土に使うことは,ホウレンソウやフユナの種蒔きで実験したが,普通の土や籾殻の覆土に比べると発芽状況が良かった。そこで,完熟堆肥と籾殻燻炭を混合すれば,保温と発芽のためにも良いだろうと想定した。たっぷり水をくれ,不織布でカバーし,上は薄い透明ビニールシートでトンネルをつくったが,果たして芽は出るか,ワクワク!
プロの皆さん,笑わないでください。楽しんでます。
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ロマンチックになって,ちょっと変った動画をつくってみました。
そよ風と稲穂・田舎暮らし便り225号(蓼科より).mov
http://www.youtube.com/watch?v=kPC8Mfwwjp4


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2010年10月19日火曜日

私の稲刈り・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年10月19日,火,晴れのち曇,気温は平年並み

又しても3日前の日記になってしまったが,稲刈りのことを記録に残したい。先週15〜16日と稲刈りを決行した。決行と表現したのは,田んぼの状況が不安状態だったから。水はなんとか引いてくれたのだが,乾いていなかった。バインダー=稲刈り機が泥の中にもぐってしまうかもしれなかった。だけど,決行した。

15日は,一人で試験的にやってみた。その状況をみて,明日の助っ人に連絡しなければならない。案の定,一箇所バインダーがもぐる箇所があった。泥の中に厚板を敷き込んでかろうじて脱出できた。他の場所は危ういながらも何とか動けたので,助っ人に「Come on!」の電話をした。

更に15日は,一人でハゼ作りを初チャレンジした。以前に隣田んぼの大先輩から,正式なハゼ作りを教わっておいたので,その通りできるかどうか自分で作ってみた。3本の細丸太を束ねて足を作り,その上に長いハゼっぽを載せるだけのことだが,教わらなければまずできない。
ハゼ足が2本しか上に出ていない。そこがミソなのだ。

炭窯づくり,炭焼き,籾殻燻炭作り,ハゼ作り等々,何れも長い歴史の中で作られてきた技術である。いずれも,なるほど〜と頷くことばかりである。先達の知恵を大切にしなければならないと思った。

前日の準備のおかげで,16日は二人の助っ人を得て,16アールの稲刈りとハゼかけを99%終らすことができた。

9/19日の予定が,約1ヶ月遅れでやっと終ってほっとした。
来週月曜25日には脱穀をやる予定にした。

籾殻燻炭作りをYoutubeにアップしました。
籾殻燻炭づくり・田舎暮らし便り224号(蓼科より).mov

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2010年10月14日木曜日

籾殻燻炭作り・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年10月14日,木,スッキリしない晴

昨日・今日と,初めての籾殻燻炭作り(お米の籾殻から薫炭を)に挑戦した。炭焼きの中野さんの仲間から指導を受けた。

野菜作りの指導書を読んでいると,よく燻炭のことが出てくるので,いつか作りたいと思っていた。ユシカフェのおなじみ同士の会話の中で,そのことを話題にしたら「簡単だよ」とのことだったので,実行することを決断した。

道具は,カインズホームで手にいれた。1200円ばかりだった。安くてビックリした。競争ってのは,スバラシイことだと思った。我が身のことになると別だが・・・。

昨日は午前10時に着火して,夕方6時に焼き上がった。軽トラ1台分の籾殻の燻炭化所要時間は8時間だった。今日は2度目だったので,多少要領を得て畑の仕事をしながら進めることができた。

そして,昨日作った燻炭を早速ネギ育苗用の床作りに使ってみた。結果は判らないが,指導してくれた先輩のいうことには,「これは土壌改良や種蒔きの覆土には最高だよ」とのことだったので期待している。

軽トラに山盛り1台分の籾殻でお米用の紙袋に8分目くらい詰めて16袋できた。2日で32袋できた。今年の秋はこの燻炭で土壌改良をしっかりやろうと思う。



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2010年10月7日木曜日

炭窯と稲刈り・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年10月7日,水,晴のち曇,気温は平年並み

どうもすっきり晴れない。天気予報では日曜の午後の雨マークまでは曇になっているが,今日の夕方は今にも降り出しそうだった。今夜9時だがなんとかもっている。

一昨日,中野さんの窯つきが,天井ができて,本体は完成した。旧武石村のプロの指導は見事だった。一日で天井を造り上げてしまった。鉄平石に似た平ペったい石をせり出していって,丸いドームを造り上げてしまう。でき上がった土まんじゅうの上に大人が上がって跳ねてもびくともしない。何ともお見事!日本古来の窯つきの技術はすばらしい!
この窯つきのお手伝いをさせてもらってたくさんのことを勉強させてもらった。
この窯つきの一部始終を公開することになっている。DVDで30分くらいに収めようと思う。Youtubeにはダイジェスト版を載せる予定。

問題は稲刈りだ。先月19日のイベントを中止したまま,未だにできない。
ここ3日ばかり降っていないし,日曜の午後まで雨マークがないので,金曜の午後から少々ぬかっても強行しようと決めた。今の調子で乾くのを待っていたら冬になっちゃう!


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