2011年4月28日木曜日

ミツバチの巣を据付け・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成23年4月27日,水,晴夕方より雨

庭先にある次男出生の記念桜が満開になった。
今一年で一番生き生きとした季節だ。木も草も全てが芽を吹いている。

今日は,懸案だった日本ミツバチの巣箱の設置と,夏野菜の王様トマトとキュウリの床作りを行った。
昨年暮れから厚いすぎ板で作った巣箱4つを,思案の末,体験農園の周囲に配置した。留意したのは木陰になること。南が開けていること,日常の騒音が少ないことだった。
昨年のを1号として,2から5まで墨で巣箱に番号を付けた。蜂飼い先輩によると蜂の我家識別にもなるという。
1は昨年と同じ場所に,2は栂の木の下,3は次男記念樹桜の下,4は東側林の上,桜とアカシアの下に,5は昨年分蜂の蜂が来たところ,小さな作業小屋の軒下に置いた。

問題は蜂が来るかどうかである。先生から巣の入口に先頃採取した蜜ロウを塗ると良いと言われたので,出入り口の周囲に塗った。
昨秋,金陵辺がいいというので友人グリナリーから特価で分けてもらったが,今年は花がない。来年までお預けだ。そこで,ひとつトライしてみることにした。桜の板を下げておくとそこに分蜂の蜂が来ると聞いているので,ならば桜の花のエキスを作って箱に塗ってやろうかと考えた。

家の周りに桜は20本程あるが,邪魔になり切りたい枝があったので,それを切り,小枝ごと花をザル一杯集めた。鍋で煮詰めて,砂糖と先に採取した蜂蜜を少々加えた。味をみると,少し苦みはあるが甘くて蜜の味もある。そして桜のいい匂いがする。明日,これを巣箱に塗ろう。

トマトとキュウリの床作りには,当然EMボカシを使った。匂いが良い。3年前に作った雨よけハウスとキュウリの棚は具合いい。2週間後に苗を定植しよう。

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2011年4月27日水曜日

「低線量率放射線が体に良い」論拠が判りました!田舎暮らし便り(蓼科より)


2011年4月26日(火)
 今日から,毎週土曜日に発信しているメルマガ「蓼科便り」をブログにアップさせて頂くことにしました。長くて読んでられないかも知れませんが,許せる範囲でおつき合い下さい。
 こにお1ヶ月ばかり,農楽記事が減り原発に偏っております。残念ですが・・・。
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★ 蓼科だより・184号〜田舎暮らし情報
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 便り181号で掲載した情報を下さったW様が,更なる裏付け情報を下さいました。そして安中さんの注釈で放射線論議の本質が見えてきました。答えは,ヒロシマ・長崎の被爆者データにあったのです。現実に福島で行われていることと違い過ぎて,とても落ちついていられなくて書きました。ほとんどがコピー&ペーストですが・・。
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 下記は,W様からの転送メールです。(ーーとーーの間。< >内は私のコメント)
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 その後、友人からアメリカ ミズーリ大学のラッキー博士も同じ趣旨の、低放射線が体に良いという論文を書いていると教えられました
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2592990/
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2592990/pdf/d...
 何とタイトルは「Atomic Bomb Health Benifits」すなわち「原爆の健康効果」となっています。これは奇をてらった表現ではありません。なぜかというとこの論文は、広島、長崎の被爆者の追跡調査のデータをもとに書かれたさまざまな論文をもとに、あるレベル(閾値)内の放射線を浴びた人々は、健康障害ではなく、遺伝子異常、ガン、寿命などにおいて、通常の人々よりも、よい数値、すなわちより健康であるという事を実証しているからです。
 低放射線は免疫機能を刺激することによって健康に良い効果をもたらす、という稲博士の論と基本的に同じことをいっているわけです。まだ日本語訳ができていないので上記英文論文をお読みいただくしかありませんが、要点は次のようなものと考えます。・LNT(Linear No Threshold)ドグマ=殺人放射能という猛毒は高水準のものからゼロまで連続的に害があると言うドグマは間違いであるということ。
No ThresholdではなくThreshold(閾値)というものがあり、それを境に、毒=害ではなく、逆の「益」を与えると言うのが「事実」である。<閾値:いきち=物事の性質が変る境目数値>
・・・詳細略・・・。ラッキー博士は宇宙飛行士の健康検査を10年以上にわたって研究し、NASAに報告を出しているようです。結論として、「健康に良い放射線レベルは年間100ミリシーベルト」としているそうです。20ミリシーベルトを超えそうだと避難させるというおかしなことをよってたかってやっている現状はなんとかすべきだとは思いませんか?  平成23年4月20日 M        
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(ここから私)上記にある通り,福島県で今出されている「計画的避難」(1ヶ月内を目処に退去)の数値は年間で20ミリシーベルトです。ラッキー博士や稲博士,他にもかなりいそうだと思える同様な主張論を政府は検討しているのでしょうか?もし低線量率放射線が体に良いとしたら,政府と東電はとんでもない間違いをしていることになります。
 再度私は,原発の設計にも定期検査にも携わり被曝者でもある安中氏に論評をお願いした。昨日その
コメントを頂いた。(ーーとーーの間。< >内は私のコメント)
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 ラッキー博士の低放射線有益論は以前に読みました。稲博士の論文とほとんど同じ主張ですね。私は、種々の論文や報告書を読み、その上に自分の経験を重ねて、以下のように考えています。  電磁放射線は、低レベルでも細胞のDNAを壊します。ただし、放射線の種類によって、破壊のダメージは違います。最も深刻なダメージを与えるのは中性子線です。(JCOの被曝者が浴びた放射線です)
 中性子線は、鉛や鉄板でも透過を防げないというやっかいものです。(この理由は、そのうちHPで説明します)中性子線は、とにかく浴びないほうが良いですね。でも、臨界状態の放射性物質からしか放射されませんから、原子力施設の関係者以外、怖れる必要はありません。
 次にダメージがあるのは、α線、β線です。これらは粒子で質量を持っていますので、γ線やX線より、細胞に与えるダメージが大きいわけです。ヨウ素131やセシウム137は、β線を出して崩壊します。だから、少量でも浴びれば、細胞のDNAは損傷を受けます。 ご存知のように、細胞は一定期間(数か月から2年ぐらい)で死にますが、DNAを設計図にして全く同じコピーを作り、蘇ります。このDNAが破壊されれば、同じコピーを作れず、死んだままになるか、奇形のコピーを作ってしまいます。
 「少量でも浴びてはいけない論者」の方々は、このことを理由に放射能被曝を「いけない」こととしています。この理論は間違いではありませんが、細胞の能力を過小評価しています。

 細胞は、DNAを壊されても、それを修復する能力を持っています。DNAが二重らせん構造を持つのは、修復のためだと言われています。また、たとえ二重らせんの両方が壊されても近傍の細胞の情報から修復すると言われています。これが「自己修復能力」です。
 この修復によって、細胞の構造が前より強化される現象が観察されています。「怪我したところは、前より強くなる」と言われますが、同等の機能です。<何故,傷口が塞がるのか,何故骨がつながるのか判りました>
 「少量なら浴びたほうがよい論者」の方々は、この理由で、低レベルの放射線被爆を「よい」こととしています。この「自己修復能力」も間違いではありません。つまり、両者とも間違いではないのですが、「自己修復能力」をどの程度評価するかの見解の違いがあるのです。
 結論は、「自己修復能力が十分効くような被爆をする」となります。<「自己修復能力が十分効く範囲内での被爆なら大丈夫」となります。>
 では、その線量はとなるのですが、単純ではありません。「浴びた時間×浴びた線量」vs「浴びない時間×細胞の修復能力」の関係式となるからです。
 年間100ミリシーベルトは、その計算と臨床例から求められた安全基準値です。つまり、瞬間に100ミリシーベルトを浴びても、1年間遠ざかっていれば、細胞は修復するというレベルであり、毎日0.3ミリシーベルトを浴び続けても細胞は毎日再生可能ということです。
<安中さんは,3ヶ月で3000ミリシーベルト被曝したが何ともなかったと証言している。その後生まれた3人の子供にも,一緒に作業した仲間にも異常は無かったとも。>

 弊社の社員の中には、原発反対の人もいます。彼らは、低レベルでも20~30年後にガン発生率が高くなると言っています。ですが、その論拠はあいまいで、「臨床例のデータは?」と聞いても、答えられません。私は、「心配はもっともだが、それらを示すデータは無い。いわゆる風評の類しかないのだ」と言いました。それに対し、彼らはこう言いました。「それらのデータは隠されているのです。ほんとはたくさんの人が死んでいる」
 こうなると、議論になりません。多くの人は、このような論拠を持つのだなと分かりました。やはり、見えない恐怖は怖く、放射線は悪魔か悪霊なのです。
 私は、彼らに「そこまでいくと宗教論争の領域になってしまう。それは不毛な議論なので私はしないが、あなた方の考えは尊重しよう。だから、原発へ行けとはいわない。だが、私は必要があれば躊躇なく行く。これは宗教ではなく、科学的論証があるからだよ」と言いました。
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(ここから私)私は,ヒロシマ・長崎の被爆者のその後のデータに答えはある筈だと思い続けていました。やはりありました。ラッキー博士の研究がそれです。当時の日本の医学界はそれどころではなかったと思いますが,ヒロシマから60年以上も経った現在,今の医学界或いは政府を初めとする原発関係機関がそのデータを知らないとは思えません。一体,どうなっているのでしょうか?どっか,おかしいです!
 しかし私は,原発に関わった実務家かつ研究家であり,被爆者でもある信頼すべき友人が「低線量率放射線が体に良い」というのは間違いないことを証言してくれたのですから,私は信じます。
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 更に,ごく近いメル友Sさんから下記のような注釈付きのメールを頂きました。発信主は旅館の経営者です。東電の回し者ではないようです。
「私の父は広島原爆の被爆者です。父の父も私の父を捜し、爆発広島の街をさまよった。時間のある方は下記を読んで下さい。東電の、放射能の現状を肯定する訳ではないが、こんな放射能をくぐっても何事も無く最近天寿を全うした私の父、をみるとそんなに怖いと思わない。」
私の父はHibakusha 1
http://blog.kirakuya.jp/?day=20100805
私の父はHibakusha 2
http://blog.kirakuya.jp/?day=20100901
私の父はHibakusha 3
http://blog.kirakuya.jp/?day=20101001
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安中氏の会社のホームページは,原発情報が満載です。
株式会社ハルシステム設計
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 こんな長いメールをお読み頂いて感謝申し上げます。
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<わたしのサイト>・リンクを貼って頂けませんか?
田舎暮らし情報館(蓼科より): http://tateshinadayori.blogspot.com/
田舎暮らし動画: http://jp.youtube.com/user/takasukey
「いわき市でボランティアの真髄を学ぶ」と,
「"We are the world"」をアップロードしました。
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[所在地] 〒384-2305 長野県北佐久郡立科町芦田2076-1
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2011年4月18日月曜日

順調な体験農園・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成23年4月18日,月,晴

この2週間ばかり,体験農園の作業に集中した。
真っ先に蒔いたのがジャガイモ,続いて友人の育苗温室で育ててもらった春野菜を6種類程植えた。
今年特に工夫したのは,防虫ネットと霜よけの不織布のセットだ。不織布は簡単に扱えるので,保温にもなるので毎夕かけている。

自慢の小っちゃな溜池と石油タンクを利用したみにダムも使用開始した。

昨日から,EMボカシを使いはじめた。初体験なのでEMボカシができ上がっているのかどうかイマイチ自信がない。EMの先生に聞いて,「良い発酵の匂いがあること。白い菌が繁殖していること」を基準に判断した。

昨日は,EMボカシを鋤こんでからホウレンソウの種を蒔いた。今日は,ネギの定植と今後の野菜作りに備えて,土作りを行った。1坪当たり1kgを目安にEMボカシを撒き,更に完熟馬糞堆肥,米糠,炭苦土を散布し,自慢の三菱MR650D耕耘機で耕運した。耕耘機は今年も一発でかかり気分よかった。トントントン・・・という音が爽快である。

昨年秋から借りた隣の200坪程の畑の手入れも行った。山沿い農道の大きな土手を,薮を払い,長年の枯枝や落葉やゴミを片付け,クローバーの種を蒔いた。ミツバチの餌にする。
今日は,その落葉を腐葉土にするため積込んだ。その際,EMボカシと米糠も使った。

気になるのは雨不足だ。もう2〜3週間降っていないだろう。土がカラカラだ。幸い,わたしは山からの絞り水があるので,植えたばかりの野菜には日に2度散水している。畑に水が無い人は大変だろう。

ともかく,天気が良いので作業は順調に進んでいる。

「蓼科便り・182号」に,4/12の続きを書きました。
フッターの(まぐまぐ)から見ることができます。

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2011年4月13日水曜日

放射能の真実!田舎暮らし便り(蓼科より)

平成21年4月13日,水,

 超まじめ且つ強烈なメル友からご紹介頂いた14分6本物のYoutube動画(稲恭宏博士のセミナー)を見て,ビックリ仰天し,これは一大事と慌てています。
こんなことがあっていいのか,日本は何と愚かなことをしているのか!という憤りと,これで日本が救われる,という大きな期待が湧いてきています。自分の会社がおかしくなった時以上の驚きでした。コペルニクス的転換とはこのことでしょう!
この動画を見終わった直後,深夜だったにも係らず,信頼するメル友(福島第一原発の設計に携わり,定期検査の仕事にも従事し被曝経験もある)に電話を入れてしまいました。43時間寝てないんだと言いながら,彼はまだ会社にいました。自分の驚きを伝え,大いに共鳴しているが最終判定ができないので至急見て欲しいとお願いしました。
今日そのメル友からメールが入りました。予想した通りでした。回答は,ーーとーーの間です。
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昨夜あれから、稲博士のyoutubeを見ました。徹夜続きで頭が混濁してきた中で見たので、理解不足もありますが、信用に足るご意見だと思います。自分自身の経験や知識に照らしても、矛盾するところがほとんどありません。
私があれだけの被曝をしても、今日まで健康でいられたこと、その後に生まれた3人の子供になんの問題もないこと、かっての同僚たちにも被害がでていないことなど、全て符合します。

例として、人工環境による動植物の成長や変化の研究があります。私は、原子力施設の現場や設計を担当した後、医学や生物学の研究施設の設計を数多く手掛けてきました。実は、建築・設備の分野では、上記の両者に必要な技術、経験は、ほとんど同義なのです。
その中で、動植物とも、人工光源の調節によって成長促進がなされること、味の変化があることなども経験してきました。この人工光源の大きな要素は紫外線です。つまり、放射線なのです。成長速度が倍になったり、味が驚くほど美味しくなったり、という効果が見られましたが、害毒となる現象は、記憶の限りではありませんでした。

だから、実証は難しいですが、稲博士の言われる「むしろ健康に良いのだ」という説を後押ししているとは思います。

高レベルの放射線を一気に浴びることと、低レベルの放射線を長い時間浴び続けることは、明らかに違います。10ミリシーベルトを100日浴びたから、1000ミリ(=1シーベルト)浴びたことと同じという、今の政府発表の論調はおかしいです。(稲恭宏博士は「どんぶりにてこんもりの塩を1度に全部飲み込めば倒れてしまいますが,塩を舐めちゃダメ,と言われたら生きて行けません」と喩えています)
私は、3ヶ月の推定で累計3000ミリ(=3シーベルト)程度浴びたことになりますが、一気に浴びた最大線量は500ミリ(=0.5シーベルト)ぐらいです。それで健康被害が出ないということは、この程度は安全ということです。報道を聞く限り、原発内で作業している人で、ここまで浴びた人はいないようですから、「みな安全」と断言できます。

まして、住民の方々への被害など出るはずもありません。

政府・保安院が、事故評価をレベル7に引き上げるという馬鹿な発表をしました。愚かなことです。最悪の事態になっても、自分たちの責任逃れをしようという政府の意図が見え見えです。
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という訳で,私は被曝者でもあるメル友の論評を信じて,少しでも早く皆さんにお知らせし,更なる検証も含めて,間違った現在の放射能汚染の解釈・対策を糺して欲しいのです。残念ながら,私自身はお知らせするくらいしかできません。
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肝心の動画は下記URLからご覧下さい。たった2週間前にYoutubeにアップロードされた動画が17万回以上再生されています。

福島原発事故の医学的科学的真実: 稲 恭宏博士 緊急特別講演1~6 




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2011年4月12日火曜日

最高の日・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成23年4月11日,月,晴

今日は近年最高の日になった。
動画サイトYoutubeの私のサイトへの一日当たり動画再生回数が300回を超したのだ。

田舎の自然・雰囲気・状況を都市部の人達に知って頂こうと思い,3年前から初めて以来,目標として来た数字である。
最初は,カメラの扱いもよく判らず,ましてや編集ソフトなどチンプンカンプンだった。最初ウィンドウズで始めて,半年後に思いきってマッキントッシュに切り替えたのが正解だったような気がする。

Macのアップル・ケア・プロテクションというサービスは最高だと思う。
判らないことを最後まで丁寧に教えてくれた。
おかげで,編集技術も少しづつではあるが向上してきた。

こつこつと積み上げてきた努力が実ったような気がする。
ともかく嬉しい。
今後は,この傾向を下げない努力を続けようと思う。

今後の目標は一日当たり500回としよう。

最近の力作を二つご紹介します。

"We are the world"田舎暮らし便り251号(蓼科より).mov

いわき市でボランティアの真髄を学ぶ・田舎暮らし便り(蓼科より)252号



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2011年4月7日木曜日

初めての蜂蜜と蜜ロウクリーム・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成23年4月7日,木,うす晴

日本蜜蜂の冬越しに失敗した結果,こんな時期に蜂蜜を採取し,蜜ロウクリームを作ることができた。
ミツバチが死んでしまったことに気がついたのは3月中旬だった。私のところに来た蜂の本家である隣の主人が様子を見に来てくれた時に判った。

私も,暖かくなったのに蜂がゼンゼン表に出て来ないのでおかしいなと思っていた時だった。隣の主人が「蜂が逃げたか,死んでるか,どっちかだから開けてみた方がいい」というので,防寒用に巻きつけてあった毛布を外し,思いきって開けてみた。

蜂は皆死んでいた。数も少なかった。下に落ちているのと巣の合間で死んでいるのと半々くらいだった。初めて飼ったミツバチを殺してしまってガッカリだった。たぶん寒さでやられたのだろうとのことだった。しっかり防寒したつもりだったが失敗した。隣の主人が言うことには,皆今年の寒さでやられてるよ,とのことだった。

ところが,巣をよくみると蜜がいっぱい入っていた。
巣箱をくれた岐阜の従兄弟にかねてから聞いていた「たれ蜜」という方法を実践した。蜜の入った巣を,手でピンポン球位の大きさに割って手ぬぐいで作ったこし布に入れ,更にビニール袋に入れ,紐で吊るして,それをストーブであぶる。80℃位が良いとのこと。

吊るした袋の下に深皿を置き,ビニール袋の下から太い針で穴を10ヶ所程開けた。そうすると,巣から融けだした蜂蜜が糸のように皿に落ちてくる。なめてみると間違いなくハチミツの味で美味しかった。ただ,晩秋から冬にかけて砂糖水をくれていたので,花の蜜とは違うと思った。

結果として約1500ccほど採れた。岐阜の従兄弟に電話すると,それはすごい,「日本ミツバチの蜜は1リットル3〜4万円するんだよ,良かったね」と言われた。早く孫達に味合わせてやりたい。

更に,絞った粕を鍋の湯に入れ数分沸騰して蜜ロウ40gをとった。常温では固まっている。
そして,蜜ロウクリームを作った。薬品用オリーブ油180ccに蜜ロウ30g,蜂蜜小さじ半分程入れ,電子レンジ強で4分程加熱すると液体になる。

その熱いのを約30分ホイッパーで撹拌しながら冷ましていく。しんどい作業である。が,だんだんと色がきれいなクリーム色に変わっていき,とろみが濃くなっていく。
30分を過ぎた頃,完成した。とても良い感じにでき上がった。妻が早速手足や顔に塗っていたが,「これは感じが良い。何か良さそうな気がする」と言った。
果たして,明日の朝どういう結果になるか,楽しみである。

全て初めての試みだったが,何とかできた。
妻にぶつぶつ言われながら作った巣の代金くらいにはなったかな,と胸算用した。
残念だったのは,初めてだったので作業に夢中でビデオを撮れなかったことだ。

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2011年4月5日火曜日

ジャガイモ種植え・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成23年4月5日,火,晴,朝薄氷あり

夜9時,外に出ると丁度0℃。
星空を見上げると,冬の大三角形が西にあり,オリオンとおおいぬが片足を西の地平の闇に沈んでいた。
陽気は寒いが,星座はすっかり春だ。

ブログは原則毎日書こうなんて思ったものの全く実行できない。
10日ばかり前だが,ミツバチが寒さで死んでしまったことも書かなかった。
結果として,期せずして1.5リットルばかりハチミツが採れたが,初めての日本ミツバチを失った悲しみの方が大きい。

3月25日〜27日,福島県いわき市と宮城県亘理町へボランティアに行ったことも書けなかった。しかし今日,この関連でYoutubeに動画をアップした。テーマは”We are the world”。メル友から紹介されたこの曲を使った動画に感激してしまい,自分でもこの曲をテーマに作ってしまった。歌詞がすばらしい上に,往年のアメリカの一流歌手達の歌が本当に感動を呼ぶ。
"We are the world"田舎暮らし便り251号(蓼科より).mov

昨日から農楽初仕事をした。
毎年のことだが,ジャガイモ植えが初仕事になる。
昨日は,鍬で7m程の畝を7本作った。昨年の1.5倍である。
今日,二つ切りにして2日間日陰干しにしてあった種芋を植えた。
ダンシャクとキタアカリにした。
昨年同様,黒マルチした。4畝は昨年のマルチを使った。
穴堀君という道具が非常に具合い良い。1時間半ばかりで終了した。
畝間隔80センチ,株間30センチで設計しているので,170個ばかりである。

今冬は,妻の実家の庭木の剪定をやった。
100坪ほどあるので,木の数も多く,大きな木も多い。
2段バシゴをロープで止めるという高度な作業にも挑戦してみた,
冬期間延べで10日程かけたと思うが,まあまあだと自画自賛している。
午後は,その剪定枝を集め,焼いた。
妻と二人で集めて焼くのに3時間程かかった。
消防署にも通告して行った。



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