2009年10月27日火曜日

米倉が完成!田舎暮らし便り(蓼科より)

平成21年10月27日,曇とき時晴,12℃(AM10:00)

10/17日に脱穀をやった。米倉はその1週間程前から,ちょこちょこと時間をつくって初めていたが,脱穀が終った時にはまだ床と壁しかできていなかった。しかし,30kg入の籾袋36個は少ないとはいえ,1.5坪位は必要とするし約1トンの重さもあるので,やたらの所には置けない。

仕方ないので未完成の米倉に籾を置いたまま倉作りを続けたが,邪魔になると退かしたり戻したり,重い籾を数回移動した。この農園アスレチックはウェイトリフティングをやっているようだった。
そして,前の日曜日25日に1.5坪高さ2mの米倉が一応完成した。

例によって,会社の資材倉庫からハブキになっている木材,コンパネ,プラスターボード等を拾い集めてきて作り上げた。ホームセンターで買ったのは垂木だけだった。土間のある大きな倉庫の隅なので,基礎は軽石ブロック,根太は建築仮設用の短管パイプを使用した。
汚れが着いている材料なので見栄えは良くないが,がっちり機能的にでき上がったと自己満足している。

私の農楽は何もかも初めてなので,生産の作業より,その勉強・準備と道具や仕掛け作りに多くの時間が取られる。恐らく生産の時間の3倍位がそちらに取られているような気がする。
だが,それが楽しい。本やホームページで調べていろいろ思案する。作っては壊し,壊しては作る。グッドアイデアが閃いた時には思わずにっこり自己満悦にひたる。そんなことが楽しい。

ともかく,残すはネズミ対策だけ。
そして,次は省エネ温室作りが待っている。



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2009年10月22日木曜日

オリオン座流星群を見た!田舎暮らし便り(蓼科より)



平成21年10月22日,木,晴,8℃(PM11:00)

今日は,50年ぶり位だろうか,すばらしい星空とオリオン座流星群の宇宙ショーを見て感激した。

実は20日未明4時に起きて,オリオン座流星群を見ようと首を痛くしながら20分ばかりオリオン座と双子座の辺りに目を凝らしていたが,結局何も見えなかった。

21日未明は気が載らずパスしてしまった。しかし,その夜何としても見たいと思い再度チャレンジすることにした。そして,22日午前1時半まで星空を見上げていたが,やはり何も見えなかった。それでは4時半に起きようと,ベットにズボンをはいたまま入った。

そしてついに見た。最初の1つを見つけるのに5分くらいかかっただろうか,ス〜〜と北の方向に長く流れた。又ダメかと気落ちしかかっていたが,1つ目を見つけたら俄然元気が出てそれから約20分,寒い中で痛くなる首を東の天空に向けていた。数分置きという感じだったが,東北方向に4つ,南西方向に2つ,全部で6つまで数えて,満足してベットに戻った。

感激したのはオリオン座流星群だけではなかった。星空全体が子供の頃見たすばらしいキラメキを見せてくれた。双子座からカシオペアを通る天の川がハッキリ見えた。ひとつ一つの星達がギンギンと光っていた。昴がひときわ美しかった。

それにしても,流星は数ミリから数センチの宇宙のチリが大気圏突入で光るのだというが,そんな小さな物体がどうしてあんなに光るのか不思議だ。

牡牛座のアルデバランと昴(プレアデス星団)
http://yumis.net/space/star/constell/oushi.htm

星座にまつわるギリシャ神話が蘇ってくる。寒くなければもっと見ていたかったが,眠くもあり,5時頃ベットに戻った。
しかし,心が洗われる夜明けでだった。



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2009年10月19日月曜日



脱穀体験イベント・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成21年10月17日,曇のち小雨,8℃(AM7:00),脱穀日和!


2日遅れの日記になってしまったが,記念すべきことなので記録する。
米作りの最後の楽しみ「脱穀体験イベント」には,私の息子,東京から夫婦1組,そして上田からお一人が参加して下さった。



脱穀機は,田植機をお借りした方から貸して頂いた。田植機の時もその性能のすばらしさに驚いたが,脱穀機もその早さとみごとな脱穀性能に感動!


脱穀体験イベントは,モーニングコーヒーの後,8時半頃から会社勤めをしている息子と二人で始めた。一人は稲をハゼから降ろし機械の上におく。もう一人は,その稲束を機械に投げ込むように投入する。機械はどんどん吐き出すので,投入を手際よく早くやれば能率はどんどん上がる。脱穀された籾は自動的に籾袋に溜まり,いっぱいになるとブザーが鳴り知らせてくれる。この作業は,田植に比べるとかなり楽だった。(下記URLをご覧下さい)


11時頃東京の夫婦が,その30分後に上田の方が到着し,5人体制でどんどん進んだ。約4時間,午後2時には脱穀は終了し,籾袋に36袋収穫された。重量はどのくらいあるか計測してみなければ判らないが,約1トンの予想。面積が1反6畝だから,この辺の平均値だと思う。


お昼はもちろんバーベキュー!昔オレゴンから買ってきた優れもののバーベキューコンロが活躍した。焼きたては何でも美味しい。又,昨日試験脱穀したお米を,昨夕コイン精米所で籾スリと精米をして,その米で妻がおむすびを作ってきた。。皆さんが「美味しい」?と言ってくれたが,私の正直な実感は,並の味かなと思っている。ただ,減農薬は評価してもらえるのでは?と思っている。とにかく美味しかった。


昼食後,脱穀は2時頃には終ったが,丁度終った後,小雨が降り出した。何とタイミングの良いことか!ワラとハゼっぽの片付けだけが残ったが,それは私がぼつぼつやれば良いので,実質上無事終った。


ただ,籾倉庫を残材を拾い集めてきて自前で作っているが,まだ完成していない。しかし,壁はできているので,籾は全部そこに収容した。ネズミが問題なので,ネズミとりを6個設置した。




2009年10月15日木曜日

芽が土塊を押し上げる・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成21年10月15日,木,晴,7℃(AM7:00)

初体験というのは楽しいものだ。長年やっている人には常識化していることが,こちらはすこぶる新鮮!
昨日は,ニンニクの芽が,雨で固まってフタのようになった土の固まりを数センチ押し上げているのを見つけた。10/1日に植えたのだが,雨の次の朝だったので,マルチの穴に押し込んだ土が固まってしまった箇所ができてしまった。直径8センチ,厚さ2㎝ほどもある土の固まりを,ニンニクの柔らかく細い新芽が押し上げているのだ。あの細く柔らかい芽のどこのそんな力があるのだろう。植物の持つパワーには驚く。

今年の春,家の庭先に打ったアスファルト舗装を,スギナが突き破るのを見て驚いたことがある。スギナとてふにゃふにゃの植物だ。どういう原理で転圧機で踏み固めたアスファルトが破れるのだろう。もし人間の手の指で開けろと言われたら,とてもできるものではない。

かなり前の話だが,根性ダイコンというのが話題になったことがある。どうしたら柔らかい植物が固いアスファルトやコンクリートを破ることができるのか,どなたか教えてもらえないだろうか。
この原理を発見したら,スゴいことができるような気がする。

この驚きの写真をデジカメで撮ったのだが,編集途中で間違って消してしまい,残念ながら掲載できない。

今日は,別の新発見をした。トマトとキュウリの栽培は成功だった。その原因は私の野菜先生の床作りにあると確信しているのだが,深く掘っていれたワラがどうなっているかを見たかった。10/3日にキュウリの樹を抜き取ったので,今日掘ってみた。何と,ワラは影も形もなかった。

専門家から,生ワラを大量に入れると分解する時に窒素飢餓(窒素不足)を起こすから良くない,と言われていた。トマトも同じ方式で床作りをしてあるが,すごく出来が良かった。10段くらいまで実がつき,量は減ったが今でも採れている。窒素飢餓どころではなく,上成績なのだ。この理由も判らない。今後の研究課題として楽しもう。この写真も消してしまった。撮りなおそう。

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2009年10月11日日曜日

タマネギ植え・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成21年10月10日,土,晴


18号台風の雨でしっかり湿った土が昨日の天気で表面が乾き,絶好のタマネギ植付け日和となった。土作りは昨秋仕込んだ腐葉土も入れて3週間前にやっておいた。腐葉土がどんな効果があるか楽しみだ。

苗は佐久市で評判の良い嶋屋種店で200本買った。3日前だったので,種屋さんのアドバイスで,束をばらして土に埋めておいた。

今日も新しい技術(小さな)を4つ発見した。土堀君(黒マルチに穴を空け,土を掘る道具)の上手な使い方。マルチへのマーキングの仕方。足跡をつけずに畝に上がる方法。小さな車いすで作業する方法。この4つの新技術(私にとって)を使って作業はルンルン!

黒マルチに空ける穴の位置を定める新方法は,白の油性マーカーと紐を使った。一つの畝に,5条。1条に40本で,200箇所印をつけ,ローラーイスに腰掛けて楽々。

最初の1条40本はしゃがんでやったら,腰が痛くなり,待てよっと考えた。3尺×3尺に切った厚手の合板を敷き,その上にローラー付きのイスを置き作業すれば良い!腰も痛くならないし,耕土を足で踏みつけてしまうこともない。やはり,仕事は段取り8分。

それでも4時間かかり,いつもより長い農楽となった。新技術も判ってみると,なんでこんなことに気が付かなかったんだろうと思うが,コロンブスの卵だなと一人でニヤニヤ。
小さなおまけを含めて206本の苗が植え終わり,動画にも収めました。

「脱穀体験イベント」のお知らせ!
10月17日(土)朝9時から,夕方4時頃まで行います。
要領は,稲刈り体験イベントと同じです。お申込みは,前日までOKです。
但し,稲刈りと違うのは,前日或いは当日,雨が降ったら中止です。

お米は含水率が重要で,15%以下でないとダメという指導です。
乾燥機にかければいいのですが,お金がかかりますので。
お気軽にお出かけ下さい。

2009年10月8日木曜日

台風18号と農楽・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成21年10月8日,木,台風18号通過(諏訪南30km付近を東北に抜けた),10時頃止み,午後は晴間が見えた。12℃(PM8:00)

昨日からテレビの台風情報を見続けていたが,大事な台風対策を忘れていたことに気がついて,今朝は5時半に起きて田んぼに行った。忘れていたのは田んぼの周囲にあるビニールハウスや簡易トイレの風倒防止対策。

気象庁の予報ではとんでもない大型台風で,最大瞬間風速45m,そして秋雨前線を伴った大雨の予報で,しかも長野県を縦断するという。まともに来たら,ハゼは転び,ハウスもすっとんでしまうかも知れないと思った。


台風が上陸したのは2007年9月以来2年ぶりだという。今朝5時に愛知県に上陸し,強い勢力のまま夕には東北地方から日本海に抜けた。


朝6時頃強い雨が降っていた。これは酷いことになるかなと思いながら,アンカー用のスクリューをねじ込みマイカー線(農業用の強いビニールひも)で,まず簡易トイレを固定し,続いて20mあるビニールハウス2棟の固定用マイカー線を張り替えた。2時間ばかり終らすことができた。


一方,稲を架けてあるハゼが転びはしないかと心配でならない。何しろ初めてのことなので予想がつかない。家に帰る前に一通り点検したが,異常はなかった。しかし,更に大雨が続き,地面がゆるみ稲の重さが増せばどうなるか判らない。


しかし,気象庁の予報通りにはならずに,昼頃には雨は止み,午後2時頃には晴間が見えてきた。ちょっと拍子抜けした感じだったが,良い方に外れてくれたので良かった。


この日記を書いていたら,東京の稲刈り体験イベント参加者が「安江さん,ハゼは大丈夫でしたか?みんな転んじゃったんじゃないかって,今話題になってるんです」と心配の電話をくれた。友あり,遠方より来る。嬉しくありがたい電話だった。




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2009年10月2日金曜日

トマトとキュウリは成功・田舎暮らし便り(蓼科より)


平成21年10月2日,金,小雨のち曇,16℃(AM7:00)

2日程前から天気が崩れだした。例年の秋雨前線だろう。気象庁の話ではいつもより遅れているらしい。稲刈りは,指導員に「ちょっと早すぎるかも」と言われたが,思い切ってやってしまってよかった。

昨日は,ニンニクの種を植えた。昨年は50粒だったが,今年はその倍の100粒にした。普通にできれば,3家族分はあるだろう。昨年の出来は60点位と自己査定した。腐ってしまったのが1割くらい,粒の小さめなのが半分位だった。今年は80点位に持って行きたい。だから,2週間以上前に念入りに土作りと配水対策をやっておいた。

最近,トマトの味がすばらしく良くなった。トマト栽培は成功したと思う。多いのは9段目まで実がついている。今でもかなりの数がついていて,量は減ってきたが毎日収穫している。甘み,酸味,旨味が実にバランス良い。自慢できると自負している。生食用も料理用イタリアントマトも両方よくなった。
この結果は,わたしの野菜作り先生のおかげだ。スコップで40㎝位掘ってワラを5把も入れたのだ。きっとそれが良かったのだろうと想像している。

キュウリも良いのがたくさん採れて,充分楽しませてくれたが,もう樹が枯れてしまった。あす取払い次に向けて土作りをしようと思う。やはり,トマトと同じ農法が功を奏したと思う。

サツマイモはどうも失敗らしい。9畝の内2畝掘っただけだが半作以下だ。樹は未だに青々していてとても良いのだが,ろくな実がついていない。肥料が多すぎるとダメだと言われて,注意していたのだが失敗してしまった。

全体の出来を採点してみると,50点だろうか??






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