2010年1月31日日曜日

動画に音楽を・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年1月31日,日,晴,-3℃(AM8:00)

もう1ヶ月が終わってしまう。12分の1というと現実味があるように思う。
冬はこれといった作業がないのでブログの材料が乏しいので,ブログがだいぶとんでしまった。思いつくままに書いてみよう。

今月を振り返ると,動画作りにだいぶ力を入れた。音楽を乗せることを覚えて面白さが倍増した。しかし,画像にマッチする音楽の選曲に時間がかかり,制作時間が延びてしまった。3分ほどの動画1本1時間ほどだ。気に入っているのが次の三つ。

蓼科より北アルプスを!田舎暮らし便り171号(蓼科より).mov       
雪の蓼科牧場・田舎暮らし便り169号(蓼科より).mov       
朝霧の情景・田舎暮らし便り162号(蓼科より).mov       

動画に音楽をのせだしたらナレーションが入れづらくなり,字幕を使うことが多くなった。悪い声を入れるより良いかなと思っている。


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2010年1月22日金曜日

哀れな大地,大寒に雨とは!田舎暮らし便り(蓼科より)



平成22年1月21日,木,小雨,10℃(AM8:00)

朝,静かではあったが,雨の音で目がさめた。
何ということだ,昨日は大寒だというのに!

冬暖かいと,自然界のとっては困ったことになる。私の体験農園もすっかり雪が融けてしまい,秋に芽を出した野菜類が風に晒されている。田んぼも里山も地肌が見えている。

山里にとって,雪は冬でも生きてる植物や微生物が凍結から身を守る保温材なのだ。寝雪があると,その下の大地は凍らない。だから植物もいろんな生物も生きている。その雪がないと,マイナス5℃〜10℃の寒気に大地が晒されるため,カチカチに凍ってしまう。
ホウレンソウなども凍ると,根は生き残るが葉は凍結融解してしまう。
だから,冬は雪がないとダメなのだ。

山も同じ。
高い山は早くから雪が降り積もる。何メートルも積もる。
そうすると,その下は凍らずに暖かい。だから植物も小動物も生きていられる。
深い雪の下は,山に生きる生物にとってオアシスなのかもしれない。
その雪が無かったら,融けてしまったらどうなるのでしょう。
よく言われる生態系が狂うのではないでしょうか。

そして,山の雪は天然の貯水池です。
雪が多ければ多いほど,夏の渇水はないことになります。
だから,雪が少ないことや暖かいことを喜んじゃいけないんだ!



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2010年1月17日日曜日

続・剪定作業・田舎暮らし便り(蓼科より)



平成22年1月17日,日,晴,-8℃(AM8:00)

朝は寒かった。8時でマイナス8度。でも以前はマイナス10℃などということも珍しくはなかったので,やはり暖かいと思う。第一雪が少ない。これじゃ大地が可哀想だ。断熱材が少ないから凍っちゃう。

11日(月)の続きで,庭木の剪定作業を4時間ばかり行った。11日のブログに書いたように,服装・装備は完全武装なので,晴天下でも気温は1〜2℃程度だがハシゴの上にいても快適だ。わたしはこうして冬の冷気の中で仕事するのが好きだ。少し力仕事をすると汗をかくほどだ。

剪定は素人だが,妻の従兄弟が庭師なので少し指導をうけたり,庭木の手入れを自分でやっている知人に尋ねたりして,見よう見まねでやっている。
今年で3回目だが,1回目は時間が無くて徒長した枝葉を切り落としただけでとても剪定などと呼べる仕事ではなかった。
昨年2回目は,いくらかゆとりができたのでところどころ小枝の剪定もした。そして今回3回目は更に小枝の剪定を進めている。5〜6年満足な手入れをしなかったので,小枝が繁茂し,そこに枯葉・枯枝がからみ木が可愛そうだった。申し訳ない気持ちになる。それらをきれいに払い枝を整えると見違えるようにキレイになる。木が喜んでいるような気がする。
面白いものだ,自分の気持ちまでキレイになっていくような気がする。

物事は現物をよく見ると判ってくるものだということを実感した。この枝はどうしようかと思案し眺めていると,庭師の言っていたことが閃いてきて,あっそうか,このことを言っていたのかとひとり頷いて,ニヤリと納得する。こんな時は嬉しい。

安全装置も考えた。ハシゴの最上部に麻ロープを取付けておき,最初に登った時に近くの枝に結びつける。これで思い切ってバランスを崩すこともできるようになった。当たり前でしょうと思われるかも知れないが私にとってはスゴイ発見だった。ハシゴから落ちてケガしたんじゃあ様にならないから。

今日はイチイとヒバと梅を剪定した。大きな庭木は残り3本になったので,もう1日やれば終るだろう。冬仕事に丁度良い。


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2010年1月11日月曜日

剪定作業・田舎暮らし便り(蓼科より)



平成22年1月11日,月,晴,成人の日

テレビで報じられる成人の日の儀式にひところの暴行組はなかった。もう飽きちゃったんだろうか。良いことだ。インタビューに答えている新成人達はすごくしっかりしているように見えてほっとした。

晴天なので,今日は一日庭木の剪定と決めた。
晴天の雪景色の中で作業するのは,スキーするのと同じくらい楽しく気分がいい。
それにはまず寒くないだけの装備だ。長い厚手の肌着とコシタ,厚手のシャツ,靴下は厚手を2枚重ね,防寒作業靴,スキー用のパンツと頭巾,防寒ジャンバー,そしてスキー用の革手袋。これで万全。マイナス10度でもヘッチャラだ。写真は熱くなったのでジャンバーは脱いでしまった。

ザクザクと雪を踏みながら,庭仕事用のアルミ三脚ハシゴを移動しながら,低い灌木からだんだんと高い樹木に移っていった。
計っていないがたぶん気温は日向で3〜4度だろう。顔だけがその冷気を感じることができるが,実にその感触が清らかで爽やかだ。寒くさえなければ冬の作業は快適だ。

10時頃に始めて4時半頃までやったが,できたのは全体の3分の1位だろう。日曜毎にやっても今月中には終るだろう。

冬剪定をやることにしたのは,冬は外の作業が他にないし,冬剪定すると春の芽吹きが一番美しい姿で見ることができるからだ。数人から意見を聞いた上でそう決めていた。


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どんどん焼き・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年1月10日,日,曇

地元のどんどん焼きに行かれなかったので,望月町のユシカフェ近くのどんどん焼きに参加させてもらった。
一番の目的は動画を取りたかった。

5時に点火というので,10分ほど前に,バイパス近くの鹿曲川側のたんぼに到着。着くと,すぐ御神酒とみかんを頂いた。
持参した神棚のしめ飾りや取り外したお札類をどんどん焼きのやぐらに入れ込んだ。

だんだん人が集まってきて,元気のいい子供たちも集まってきて,5時半頃点火となった。ひの勢いはすばらしかった。というより激しいものだった。火って,こんなにスゴいのか,と火に畏敬の念が湧いてくる。

10分ほどで芯を竹で組んだやぐらは燃え落ち,繭玉を持った各家の人々が一斉に火にその繭玉をかざし始めた。賑やかに,白・赤・青のしなやかな木の枝についた繭玉が炎と煙りの中で,幻想的に揺れる様は実に美しかった。興奮した子供達が奇声をあげる。大人達も高揚している。気持ちの良い興奮が闇につつまれていた。

激しく燃える火を見ながら思った。
火って,植物の気化エネルギーなんだ。
植物は大気に返る時,こんなすごいエネルギーをだすのかと!

どんどん焼き・田舎暮らし便り170号(蓼科より).mov       

火を拝む宗教があるのが判る気がする。
神秘的だから。




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2010年1月7日木曜日

雪の蓼科・田舎暮らし便り(蓼科より)



平成22年1月5日,火,晴,夜中に雪,朝晴

2日も前の日記だが記録に残したい。

少し寝坊して,8時頃起きて外をみると真っ白。見ると,10センチほどある。今冬一番の積雪だ。そこで決めた。今日は雪かきと蓼科牧場の雪の動画を作ろうと。

さっさと朝食を済ませると,足首まである厚手のズボン下に厚手の靴下,厚手の下着にシャツを着込み,作業用防寒着を着,耳当てのある毛糸の頭巾をかぶり,スキー用の革手袋という出で立ちの完全武装。これならマイナス10℃でもヘッチャラだ。

そして,愛用のデジカメ「SANYOザクティ」を三脚に載せて自宅玄関前の私の除雪作業を撮った。自作自演だ。後で編集できるので7〜8分撮った。10センチくらいの雪は鼻歌まじりだ。

雪について少し。10数年前の長野オリンピックの時は,正月は雪がなくてオリンピックができないと大騒ぎだった。しかし,20年ほど遡ると,こんなものでは無かった。雪が降る時は20センチくらいは当たり前,多い時は4〜50センチあった。それが12月初旬から3月中旬頃まで続いたものだ。だから,暖冬現象が加速していることは間違いない。

次は蓼科牧場に向かった。軽トラに乗り込み出発。
青空の下の新雪はすばらしい。神々しい風景が広がる。大好きだ。
信州が,神州になる。

雨境あたりから撮りだした。道路,雑木林,別荘道路,別荘,女神湖,スキー場,除雪作業,蓼科山,蓼科牧場,等々を撮った。往復の時間を含めて約1時間半,一応のスポットは撮ることができた。
白樺や雑木の幹にへばりついた雪が太陽に反射している様など本当にステキだ。

そして夜,Mac標準搭載のiMvieで編集し,Youtubeにアップロードした。約2時間かかった。見て下さい。

我家の雪かき・田舎暮らし便り168号(蓼科より).mov      
BGMにはヴィバルディの四季から「冬・第二楽章」を使った。

雪の蓼科牧場・田舎暮らし便り169号(蓼科より).mov       
BGMには,天使の声ズーザン・ボイルの「Amazing Grace」を使った。


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2010年1月3日日曜日

孫が帰る日・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年1月3日,雪のち曇,時々晴,-3℃(AM9:00)

今日は名古屋から来ていた次男一家が返る日だ。6才と3才の孫がいて,朝から晩までうるさいウルサイと言いながらも楽しませてもらった。孫達がいる間は妻との会話もお互い角が立たないようにしているので気持ちも穏やかだ。いなくなった今は寂しい気がする。

お土産をたっぷり持たせなければならない。6才の孫と土中保存してあるダイコンとネギを掘り出した。自分で作った米倉庫から玄米を二袋軽トラに積み,すぐ側にあるJA佐久浅間西部のコイン精米所にいった。孫が来た時にはこれをやるのが日課になっている。

土中の野菜保存も,いまのところ順調だ。ダイコンには10センチほど伸びた葉がついていたので,3月まで大丈夫かな,と少し心配だ。大地の力はすごいと思う。上手に活用すればかなりの省エネになるような気がする。今後研究しよう。
コイン精米の性能が良いのには驚く。たった400円で,35kgの籾を,短時間せいぜい10分で白米にしてくれる。コヌカがとれるのも楽しみである。

コヌカはいろんな使い道がある。今は野菜くずコンポストに微生物のエサとして入れている。嫁にコンポストの作り方と教え,コヌカを持たせた。考えてみると,米は捨てるところがない。

拠る時頃,名古屋から着いたよと電話があった。雪道を無事帰れて良かった。
Youtubeをご覧下さい。
孫が帰る日・田舎暮らし便り167号(蓼科より).mov       


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2010年1月1日金曜日

謹賀新年・田舎暮らし便り(蓼科より)

平成22年1月元旦,金,昨夜雪,朝から終日曇り,-3℃(PM10:00)

立科町はホワイト正月です。おめでとうございます。
寒さもほどほど,順調な冬と言えるようです。

昨夜,というより今朝といった方がいいが,メルマガ新年号の発信に手間取って寝たのが4時になってしまった。従って起きたのが8時半。息子の携帯で起こされた。

9時に一家総勢11人の正月が始まった。孫達はすこぶる元気で食事を待ちかねていた。大人組は少々御神酒を頂きながら,私のメルマガ送信の話になった。
私はいま,約2000通のメールを200通づつに分割してBCCで発信しているが,サーバーを変えてから送信時のセキュリティチェックが厳しくなってスムーズに送れない。息子達は「メーリングリストにするべきだ」と主張した。訳を聞いて納得したので,そうすることに意思決定はした。が,作業はこれから。

元日の一番の仕事は年賀状。煩わしさもあるが,読み始めると次々と友人達の顔が浮かび,チョコッと書かれたコメントに引き込まれていく。普段忘れている人の顔を思い出し,一瞬だが思い出にひたるのは楽しいものだ。
年賀状は,1年に1度のおつき合いの棚卸しと考えていて,大事にしてきた。50円のハガキが,忘れかけ緩みかけた関係をそっと締め直してくれる,という感じだ。ステキな文化だと思う。

私のデスクトップパソコンには,ウィンドウズとマッキントッシュの両方が入っていて,年賀状管理ソフトはウィンドウズにあり,メールはマックの方にある。基本的に,メルマガ「蓼科便り」を送らせて頂いている皆さんには,失礼をしているのではと思いながらもメルマガ上で新年のご挨拶をさせて頂いている。年賀ハガキで出しているのは約200通。

昨夜年取りが終ってからパソコンを開き,間にいろんなこともやっているが,最終的にチェックがすんで落ちを入力して,打ち出して,コメントを書いて投函したのが今夜8時だった。
だが,今年はしっかりできたので気持ちがスッキリした。
しかし,手にして,読んで味があるのはやはり手書きのハガキだと思う。




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コミュニティを活性化する「地縁による団体」とは;

「地縁による団体」を活用して地域の活性化を計ろう!

端的に表現するなら,地域社会における共有財産を法人格を作って所有する方法。
地域社会において,その地域住民みんなが使うような土地,建物等が個人名義或いは共有地として登記されていることが多い。

それらがどうなっているか現状を調べると,小さな自治組織では法人格が無いことが多いので,仕方なくその時の責任者や役員の名前で共同登記していることが多い。しかも,その名前の方々が既に生存せず,その相続手続きもしてないことが多い。
このような物件を,何らかの処分をしようとすると,その相続手続きから入らなければならず,そのひとり一人の親類縁者全員の書類を作らなければならない。これは大変な時間と労力を,つまりお金を必要とする。困ったことに,大勢の親類縁者の中には行方知れずの人もいる。大変なことになる。

このような問題を解決するために作られたのが,地方自治法第260条の2による「地縁による団体」である。この団体は,一定の区域に住む過半数の人が加入している組織で,市町村長の認可により市町村に登録される。

下記は,その条文の冒頭部分であるが,要点だけ先に述べると,法人格を持てるが法務局への登記が不要,公共性が証明されれば諸税がかからない,代表者が変わった時には変更届を市町村長に提出すればよい,年度決算をする必要がない等の非常に簡便な手続きで不動産が管理できる。且つ,法人格があるので,保険をかけたり事業をすることも可能となる。

第260条の2 町又は字の区域その他市町村内の一定の区域に住所を有する者の地縁に基づいて形成された団体(以下本条において「地縁による団体」という。)は、地域的な共同活動のための不動産又は不動産に関する権利等を保有するため市町村長の認可を受けたときは、その規約に定める目的の範囲内において、権利を有し、義務を負う。


ともかく,非常に便利な団体である。
私は,今までにこの団体を3つ作る経験をさせてもらいました。
この経験を生かして,NPO法人信州まちづくり研究会の事業にさせて頂くつもりです。



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